だしへのこだわり

“あの頃の味”を守りつつ、
常に時代に合った”だし”づくりに取り組んできました。
その”だし”へのこだわりの一部をご紹介します。

最高の“だし”を生み出すこと

和食の味の決め手は“だし”にあると言われています。

「カップ麺に合う最高の“だし”」を実現するためかつお節の段階から研究を重ね、導き出したのは、華やかな風味のかつお荒節と、燻香くんこうが強くインパクトのあるかつお荒節をブレンドすることでした。

だからこそ、「赤いきつね」「緑のたぬき」の“だし”は、麺に負けない力強さのある“だし”本来の風味を生み出しています。

選び抜かれた日本の素材を使用

“だし”といえばかつお節などを煮出して作りますが、「赤いきつね」「緑のたぬき」には粉砕したかつお節そのものが入っています。

かつお節は同じ素材でも形態によって風味が異なるため、粉末にするためだけに作られた、質の良い国産のかつお節のみを熟練した社員が厳選して仕入れています。

だからこそ、カップ麺でありながら“だし”本来の風味を味わうことができるのです。

かつお節加工製法へのこだわり

長年にわたり水産物を取り扱ってきた経験を生かし、かつお節を粉砕する工程から自社グループの工場で手掛けています。

その粒が大きすぎると香り立ちが弱く、小さすぎるとつゆが濁るため、徹底した管理の下で最適な粒の大きさを保っています。

また、かつお節を粉末にする場合、熱処理を行うのが一般的ですが、繊細なかつお節は加熱すると香りが飛んでしまいます。
そのため、試行錯誤を重ねた結果、粉砕時の熱処理工程をなくし、かつお節の削りたての香りをそのままお届けすることに成功しました。

“だし”の風味を際だたせること

粉砕された“だし”は、他の調味料と合わさって粉末スープになります。
麺はつゆがよく絡むように仕上げ、お揚げや天ぷらも、つゆがしみることでより一層おいしさが増します。

全ては“だし”の魅力をさらに際だたせるため、研究に研究を重ねています。

地域ごとに味わいの違う出汁を開発

日本では、地域によって味の好みが異なります。
だから「赤いきつね」「緑のたぬき」は、地域の嗜好性に合わせて“だし”の原料や配合を変えています。
例えば、赤いきつねでは、4つの地域毎に味を分けており、東日本向けはかつお節をベースに醤油で仕上げたしっかりめの味わい。西日本向けは昆布だしをベースにかつお節・煮干・雑節などをあわせ、淡口醤油ですっきりとした味わいに仕上げています。さらに北海道向けは北海道産利尻昆布を、関西向けは関西のうどんやおでんのだしによく使われるうるめ鰯を使用しています。

こうして日本各地で育まれてきた“だし”の文化を大切にしているからこそ、長く愛され続けているのです。

知って得する“だし”のこと

まずは“だし”から

七味唐辛子を入れる前に、まずは繊細な“だし”の風味を味わってみてください。
そのあとで、お好みで七味唐辛子を加えていただくと、また違った味わいをお楽しみいただくことができます。

黒い帯の正体は!?

つゆを飲み干したあと、カップの内側にぐるりと黒い帯が残っていたことはありませんか。それは、“だし”がたっぷり入っている証拠。
「赤いきつね」「緑のたぬき」には細かく砕いたかつお節そのものが入っているのです。ぜひ、“だし”の粒を心ゆくまで味わってみてください。